心理テクを使ったバイトのシフトを代わってもらう方法3選
⚫はじめに
「休みを入れたいなら代わりの人探しといて」と店長。
実際は、店側が変わりを探すのが義務ですが、上下関係と集団意識にとらわれている日本人に、それを言うと逆ギレされかねません。
自分の立場が弱くならないためにも、代わりを探さないといけないのですが、よく断られてしまう。。
では、どのように頼べば相手に承諾してもらえるのでしょうか。
今回は、バイトのシフトをどうしても代わってほしいという人向けに書いていこうと思います。
内容は、心理テクを使ったバイトのシフトを代わってもらう方法についてです。
⚫心理テク3選
紹介する心理テクは3つです。
どれも、マーケティングの場や営業でも使われる定番最強テクになります。
以下に具体的に書いていきます。
1,承諾先取り方法
別名:ローボール・テクニック
これは、
「まず、相手が承諾しそうな要件を提示し、その要件が承諾された後、本題の要件を提示する」
というものです。
簡単に言いますと、
1,相手が「YES」と言いやすいお願いをする(小さなお願い)
2,相手が「YES」と言った後、本題のお願いをする
といった感じです。
かなり高い確率で承諾されるテクニックになります。
なぜ、承諾されやすいかと言いますと、人間は「一貫性を保ちたい」と考える生き物だからです。
一度、自分が「YES」と言った要件は多少内容が変動しても、一貫したい(変えたくない)と思ってしまうのです。
身近なものを例にだしますと、「車の購入を決定した後、変なオプションを進められ、ついつい買ってしまう」あれです。
では、本題のバイトでの使用例について書いていきます。
設定は、「4時間シフトを代わってほしい」とします。
①、まず「2or3時間入って欲しい」と伝える。
→「まぁそのくらいなら」と思わせられるお願い
(小さなお願い)
②相手が「YES」と言ったら少し時間を置き、その後「ごめん、あと1or2時間出てくれない?」と頼む
(本題のお願い)
となります。
相手は自分の一貫性信念に則って、あかべこみたく首を縦にふることでしょう。
2,譲歩的要請法
別名:ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック
これは
「まず初めに大きな承諾をし、断られた後、(それよりも小さい)本題のお願いをする」
というものです。
簡単に言いますと
①、大きなお願いをする
②、断れたら、本題のお願い(小さなお願い)をする
といった感じです。先程とは逆ですね。
これも、先ほど同様に承諾率は高まります。
なぜ、承諾されやすいかと言いますと、人間は「嫌なことに対して逃げたいという本能」があるためです。
断り続けるのは、あまりいい気分はしないため、本能的に回避をしようとしてしまいます。
なので、小さなお願いに引き下げられると、餌を見つけたイノシシのように猪突猛進してしまうのです。
頼むポイントとしては、大きなお願いはなるべく頼みまくるが良いです。
そうすることで、より回避本能が強くなり本題の要求が承諾されやすくなります。
では、本題のバイトでの使用例について書いていきます。
設定は先程同様に「4時間代わって欲しい」にします。
①「6時間はいってくれない?」と頼む
②断られたら「4時間だけお願いできない?」と頼む
です。
もし、大きなお願いのほうが承諾された場合は、
後で「ごめん、4時間だった」と言ってもいいですし、
大きなほうで都合がいい場合はそのままにしといても、良いと思います。
まぁ臨機応変に。
3,譲歩後承諾法
これは
「頼みたい相手に予め親切をしておき、後で頼む」
というものです。
簡単に言いいますと、
1,予め親切をしておく(物質的or身体的)
2,頼みたい時に頼む
となります。
上記のものとは異なり、前々からやっておかないといけませんが、承諾効果は絶大です。
なぜ、承諾されやすいかと言いますと、人間には「返本性本能」が備わっているためです。具体的に言いますと、「何かをもらったら何かをお返しいないといけない」と思う本能です。
いわゆるGIVE&TEKEです。これはよくご存じだと思いますが、承諾に使うと、かなりの効果を発揮するのです。
また、これは小さな譲歩(GIVE)でも効果を発揮します。
では、本題のバイトでの使用例について書いていきます。
設定は同様に「4時間代わって欲しい」にします。
1,予め、親切をしておく
ex)…ジュースやお菓子を買ってあげる、相手が困っているとき助けてあげる、何かを手伝う…etc
2,後で、お願いをする
となります。
これは、上記の2つとは異なり、かなり優しい世界です。
相手が嫌な気持ちになるということは、ほどんどありません。
相手になにか奉仕してあげることって大切なんですわな。
⚫まとめ
ということで「心理テクを使ったバイトのシフトを代わってもらう方法」について、3つほど書いてきました。
最後に、まとめますと
1,承諾先取り方法
→まず、相手が承諾しそうな要件を提示し、その要件が承諾された後、本題の要件を提示する
2,譲歩的要請法
→まず初めに大きな承諾をし、断られた後、(それよりも小さい)本題のお願いをする
3,譲歩した後承諾法
→頼みたい相手に予め親切をしておき、後で頼む
になります。ぜひ使ってみてください。
それと、これらは一例に過ぎないので、その環境にあったものを自分なりに応用してみることもおすすめします。